こんにちは、ジェイアール東日本企画「キクコト」編集部です。
今回のテーマは、「アイデアにお困りの方必見!販売促進の成功事例3選」です。
そもそも「販売促進」とは、お客さまの購買意欲を刺激して商品を購入させるために行う施策や活動を意味しており、販促と略して言われています。
従来は折り込みチラシやサンプリングなどのオフラインによる販売促進手法が主流でしたが、インターネットやSNSの普及により、オンラインによる手法も登場したことで、販売促進の手法は多様化しています。
オフラインからオンラインまで、販売促進の手法の幅が広がる一方、「街で目にする施策はどこか似通ったものが多く、目新しさが感じられない…何か新しいアイデアは無いだろうか」と頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そんなお悩みを持った方に向けて、弊社でお手伝いさせていただいた販売促進施策の事例から3つを厳選してご紹介します!
私も過去に商業施設を担当し販売促進施策には数多く携わってきましたので、自身の業務経験も踏まえながらポイントを解説していきます!
販売促進事例①:人気のTVアニメとのコラボで新規顧客を獲得!
1つ目の販売促進事例は、株式会社日本オプティカル様のTVアニメ「鬼滅の刃」やTVアニメ「スタンドマイヒーローズ PIECE OF TRUTH」とのコラボキャンペーンです。
この事例のように、新規顧客の獲得を狙った販売促進施策では、TVアニメ・漫画・キャラクターなど多くのファンを抱えるコンテンツ活用が効果的です! コンテンツを活用することで、普段のマーケティング活動では振り向いてもらえない層にアプローチすることが可能になります。
特に、キャンペーン限定のオリジナルグッズをプレゼントするなど、ファンのツボを押さえたインセンティブを提供できれば、より購買を後押しすることにもつながります。
また、コンテンツを活用した販売促進施策の際には、TwitterなどのSNSを絡めたり、キャンペーンサイトを作ったり、ファンが盛り上がれる仕掛けを用いることもポイントです!
コンテンツ活用のメリットや実施のポイントについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
販売促進事例②:店舗とのタイアップで売場を獲得!
2つ目の販売促進事例は、愛知県農業水産局農政部食育消費流通課様の、首都圏・関東エリアに多数の店舗を持つFLO(フロプレステージュ)とタイアップして売場を獲得した事例です。
この事例では、
・「農林水産物の宝庫」
・「おいしさと安心安全にこだわる生産者たち」
といった愛知県産農産物の魅力を伝えることを目的に、料理系メディア「オレンジページ」とタイアップし、各種プロモーションを展開しました。その中で、特に訴求を強化したい首都圏・関東エリアでは、エリア内に多数の店舗を持つFLO(フロプレステージュ)にて、オレンジページ監修の「あいちはうまい!フェア」を開催し、愛知県産品の直接的な売上増に繋げることができました。
この事例のように、直接的な売上獲得を狙う施策では、店舗やECサイトなどの販売チャネルをもつ外部企業とコラボすることも有効です。
高額のメディア費を投下したからといって必ずしも売場を確保できない昨今、販売促進キャンペーンの中であらかじめ売場までの道を作ることができると、理想的ですね。ただ、関係者間の利害が一致しないと成立させるのが難しい施策でもあるので、自社の繋がりやリソースを上手く生かしながらコラボを実現させるのが望ましいと言えます。
販売促進事例③:商品の新しい楽しみ方を生活者に提案し、需要を創出!
3つ目の販売促進事例は、キリンビバレッジ株式会社様の、野菜ジュースを独自な切り口で訴求し、ユーザー需要を拡大した事例です。
この事例では「キリン 無添加野菜」を、「本来の飲む野菜ジュースとしてではなく、料理に使う」という新しい楽しみ方を提案し、主婦層をターゲットとしたプロモーションを展開しました。具体的には、日本最大の料理レシピ投稿・検索サービス 「クックパッド」とタイアップし、野菜ジュースでつくる特製ごちそうレシピの訴求やお客さま参加型のレシピコンテストを開催しました。「クックパッド」の他にも、「DELISH KITCHEN」や「クラシル」などでレシピを発信し、ターゲットと多くの接点を作ることで、お客さまの利用意向や購買意向を向上させました。
【特設サイト】https://www.kirin.co.jp/products/softdrink/mutenkayasai/recipelist.html
この事例のように、競合ひしめく市場環境の中で、まったく新しいポジションを開拓し、需要を生み出すことも販売促進の1つと言えます。
インターネットやSNSの普及により、従来と比較して販売促進手法の幅が広がる中、ともすれば手法論に目が行ってしまいがちですが、お客さまの購買意欲を刺激して商品を購入させるという本来の目的に立ち返る姿勢はとても重要ですね。
まとめ:生活者のニーズを捉えた販売促進施策を
今回は、販売促進施策の新しいアイデアをお探しの方に向けて、弊社がお手伝いさせていただいた販売促進施策の事例から3つを厳選してご紹介しました。
①TVアニメ「鬼滅の刃」やTVアニメ「スタンドマイヒーローズ PIECE OF TRUTH」とのコラボキャンペーンを実施
②エリア内に多数の店舗を持つFLO(フロプレステージュ)とタイアップし売場を獲得!
ここまでは事例を参考にしながら様々なポイントについて解説しましたが、販売促進施策において最も大切なことは、生活者のニーズを捉え、生活者が求める仕掛けをすることです。
私も、企業様の販売促進施策を考える際は、「自分だったら買いたくなるか」という気持ちを一番大切にしています。みなさんも、自社の販売促進施策を考える際には、「自分だったら欲しくなるか、買いたくなるか」という気持ちを大切に、手法ありきではないアイデアを生み出すのが効果的な販促施策への近道だと思いますよ。
尚、当サイトでは、今後もさまざまな事例を掲載していきますので、アイデアにお困りの際はぜひこちらも参考としてご覧ください。
また「自社の商品で何か新しい販売促進アイデアを提案して欲しい!」などのご要望がございましたら、ジェイアール東日本企画「キクコト」へご相談ください。