【成功事例5選】クラウドファンディングの企業マーケティング活用術

キクコト 編集部

クラウドファンディング 成功事例 企業マーケティングに活用

こんにちは、ジェイアール東日本企画「キクコト」編集部です。

今回のコラムのテーマは「企業におけるクラウドファンディング活用」です。
クラウドファンディングというと、スタートアップ企業の資金調達や慈善事業の支援といった用途を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
しかし近年では、その枠を超えて、大手企業がマーケティングやファンづくりの手段として活用するケースが増えています。

本コラムでは、具体的な事例も交えながら、以下の内容について解説していきます。

クラウドファンディングの基礎
企業がクラウドファンディングをどうマーケティングに活かしているのか
クラウドファンディングを行う際の成功のポイント

クラウドファンディングのビジネス活用に興味のある方は、ぜひ最後までお読みください。

クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングとは、商品開発や企画の実現に必要な資金を、インターネット上で広く一般の人々から募る仕組みです。

企業や個人がプロジェクトの内容を公開し、それに共感した支援者が資金を提供することで成り立っています。資金提供の対価としては、完成した商品や限定特典といった“リターン”が用意されているのが一般的です。

企業がクラウドファンディングを活用する背景

クラウドファンディングは、もともと個人やスタートアップ企業の資金調達手段として広まりましたが、近年では大手企業がマーケティングの一環として活用するケースも増えています。
その背景には、「モノを売る時代」から「共感をきっかけにモノを売る時代」への移行があります。
かつては「良い商品を作れば売れる」という考え方が主流でしたが、最近の消費者、特にZ世代(1990年代後半〜2010年代前半生まれ)を中心に、「応援したくなる企業かどうか」が商品選びの大きな基準になりつつあります。
クラウドファンディングは、消費者が単に商品を「購入する」のではなく、「開発や企画の初期段階から関わる」ことができる仕組みであり、新たな顧客との関係性を築く手段として注目されています。

企業がクラウドファンディングを活用するメリット

企業にとってクラウドファンディングは、単に「資金を集める」だけの手段ではありません。「ファンを巻き込む」「話題をつくる」「アイデアを試す」といった、さまざまなメリットがあります。ここでは、その代表的な三つのメリットについてご紹介します。

ファンとのエンゲージメントを強化

前述のとおり、現代の消費者は商品そのもの以上に、企業への「共感」や「つながり」を重視する傾向があります。
クラウドファンディングは、そうした消費者が企業やブランドに深く関わり、応援の気持ちをかたちにできる仕組みです。
プロジェクトを支援することで、消費者は企業を「応援する側」から「共にプロジェクトを育てるパートナー」のような存在へと変わっていきます。その結果、ファンとの関係が強化され、長期的なブランドロイヤルティが育まれます。

話題性・拡散性が高い

クラウドファンディングの大きな魅力の一つは、その高い話題性と拡散力です。
プロジェクト開始後、支援者が自発的にSNSで情報をシェアすることで、自然な形で話題が広がることが期待できます。
さらに、支援額や目標達成の進捗状況がオンライン上で共有されることで、メディアの目に留まりやすくなり、報道される可能性も高まります。
話題性の高いプロジェクトであれば、PR効果を最大化し、ブランドの認知拡大に大きく貢献します。

テストマーケティングの場として活用できる

新しい商品やサービスを市場に投入する際、事前に消費者の反応を確認できるかどうかは非常に重要です。
従来の方法では多くのリソースを投入する必要があり、失敗のリスクも高くなりがちですが、クラウドファンディングであれば、資金調達と同時に市場の反応を把握することが可能です。
支援金額や支援者からのコメントを通じて改善点を見つけ出し、正式なリリース前に商品の精度を高めることができます。
さらに、クラウドファンディングで一定の成果を上げた商品は、「すでに市場からの支持を得た商品」として、自信を持って本格販売に移行できる点も大きなメリットです。

クラウドファンディングの種類

クラウドファンディング 種類
購入型・寄付型・投資型の説明

大きくは「投資型」と「非投資型」の2つに分けられます。


投資型
配当金などの金銭的なリターンが得られます。未公開株への投資やスタートアップ企業への融資に用いられ、「金融型クラウドファンディング」とも呼ばれます。

非投資型
金銭的なリターンは得られず、モノやサービスがリターンとなるプロジェクトです。


マーケティングのために活用されているのは、非投資型のクラウドファンディングです。その中でも「購入型」「寄付型」の2種類があるので、詳しく説明します。


購入型クラウドファンディング

支援金の対価(リターン)として、商品やサービスを受け取る形式のクラウドファンディングです。リターンは、商品そのものやプロジェクト限定の特典などが一般的です。
新商品や新事業だけでなく、イベントの開催、広告の掲載、店舗の拡張や既存サービスの強化といった用途にも活用されています。

メリット
 ・企業の負担を抑えながら、新商品開発や新事業に取り組むことができる
 ・商品の支持度や購入者の反応を事前に確認できる

デメリット
・十分な支援が集まらない場合、プロジェクトが実現しないリスクがある
・支援金額に見合うリターンが提供できないと、不満やクレームにつながるおそれがある

寄付型クラウドファンディング

支援に対するリターンがなく、支援者はプロジェクトへの共感や社会貢献の意識から資金を提供する形式のクラウドファンディングです。
被災地域の支援などで自治体が実施したり、企業がCSR(企業の社会的責任)活動の一環として活用するケースもあります。
特に、地域活性化、環境保護、社会貢献活動など、企業のイメージ向上や社会的責任をアピールするプロジェクトで利用されることが多くなっています。

メリット
 ・一般的な寄付よりも多くの人の目に触れやすい
 ・社会貢献意識の高い消費者との関係構築につながる

デメリット
 ・購入型に比べて支援者を集めにくい傾向がある
 ・リターンがない分、こまめな活動報告が求められ、手間がかかる


近年では、ふるさと納税型やサブスクリプション型など、さまざまな派生型のクラウドファンディングも登場しています。

企業が実施したクラウドファンディングの成功事例5選

購入型クラウドファンディングを活用した企業実施のプロジェクトを5つ紹介します。

画像引用元:“弱いロボット”「NICOBO(ニコボ)」のクラウドファンディングを達成し、支援者向け量産を決定 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004157.000003442.html

パナソニック株式会社は、家庭向けロボット「NICOBO」の市場性を検証するため、クラウドファンディングを活用したテストマーケティングを実施しました。
試作段階の商品として、購入権を320台限定で提供したところ、わずか7時間足らずで完売。大きな話題を呼んだ本プロジェクトでは、目標金額を大きく上回る総額1,157万6,000円を達成し、消費者の高い関心とニーズが明らかになりました。

また、プロジェクト終了後には国内外の多くのメディアに取り上げられ、大きな反響を呼びました。さらに、プロジェクトと同時期にパナソニックのショウルームでプロトタイプを展示したところ、来場者からも好評を博しました。

現在では一般販売も開始されており、市場調査と認知拡大の両面において成果を上げた、クラウドファンディング活用の成功事例といえます。

■参考

商品ページ:https://ec-plus.panasonic.jp/store/page/NICOBO/

プロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/nicobo/

“弱いロボット”「NICOBO(ニコボ)」のクラウドファンディングを達成し、支援者向け量産を決定:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004157.000003442.html

事例②株式会社明治「きのこの山ワイヤレスイヤホン」|ファンの期待に応え話題化

画像引用元:株式会社明治 プレスリリースhttps://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2024/0325_02/index.html

株式会社明治は、公式X(旧Twitter)に投稿したユニークな雑貨アイデア「きのこの山 ワイヤレスイヤホン」に対する大きな反響を受け、クラウドファンディングでの製品化を決定しました。
ファンから寄せられた「ぜひ商品化してほしい!」という声に応えるかたちでスタートしたこのプロジェクトは、掲載開始からわずか10分で完売。目標金額100万円に対し、応援購入総額は9,836万9,800円、サポーター数は3,301人にのぼりました。
SNS上では2万件を超える「いいね」が集まり、爆発的な話題を呼びました。

このイヤホンは、翻訳機能を備えた“バイリンガルなきのこ”として、「たけのこ派」との和解も意識した、遊び心あふれる仕様です。価格は2万9,800円と高額ながら、ファンの心をしっかりとつかみ、プロジェクトは大成功を収めました。
本プロジェクトを通じて、明治は柔軟な発想力とブランドの世界観を活かす力を見事に示し、企業ブランディングとしても大きなインパクトを与えた事例です。

■参考

商品ページ:https://www.meiji.co.jp/products/brand/kinotake/kinokonoyama-wirelessearphone/

プロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/kinokonoyama-wirelessearphone/

事例③「沖ツラ」×「うるま市」地域活性化プロジェクト|ふるさと納税型

沖縄発のご当地アニメ『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』(通称「沖ツラ」)を活用したプロジェクトが、大きな成果を収めました。
目標金額300万円に対し、総額894万3,000円と約3倍もの支援を集め、作品の人気の高さと地域への関心の強さがうかがえる結果となりました。

このプロジェクトは、地方税法に基づく「ふるさと納税型クラウドファンディング」として実施されたものです。アニメの認知拡大を図ると同時に、聖地巡礼による観光促進を通じて、地域活性化を目指しています。
集まった資金は、聖地巡礼マップの制作やバスのラッピングといった施策に活用される予定です。

リターンには、旅行補助が受けられる「沖ツラ 聖地巡礼プラン」や限定オリジナルグッズなど、ファンの心をくすぐる内容が用意され、広く支持を集めました。
アニメと自治体が連携して展開された本プロジェクトは、今後の地域振興における新たなモデルケースとしても注目される事例です。

■参考

プロジェクトページ:https://ubgoe.com/projects/846

プレスリリース:TVアニメ「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」限定グッズ付き沖縄旅行プランが登場!開催中のクラファンにもプランを追加!

事例④国立科学博物館 マンスリーサポーター|サブスクリプション型

国立科学博物館は、標本や資料の収集・保管、研究支援を目的としたサブスクリプション型クラウドファンディング「国立科学博物館マンスリーサポーター」を2024年から開始しました。
2023年には、購入型クラウドファンディングを実施し、支援者数56,584人、支援総額は9億1,602万5,000円という記録的な成果を達成。国内クラウドファンディングの歴史に残る大規模なプロジェクトとなりました。
しかし、標本や貴重な学術資料を長期にわたり守り続けていくには、一時的な支援だけでは十分とはいえません。そこで、文化・学術資産を次世代へ確実に引き継ぐため、継続的な支援を受けられる体制の整備として、サブスクリプション型のプロジェクトがスタートしました。

支援者にはリターンとして、研究者のインタビューやオンラインパーティーなど、展示コレクションの裏側を楽しめるコンテンツが用意されています。
単なる寄付ではなく、支援金が研究に役立てられていることを感じられるリターンとなっています。

このようなサブスクリプション型クラウドファンディングは、長期的なプロジェクトやクリエイター活動の支援に適しており、支援者と継続的な関係を築ける点が大きな強みといえます。

■参考

プロジェクトページ:https://readyfor.jp/projects/kahaku-supporter

地球の宝を守りつづける「マンスリーサポータープロジェクト」:https://mext-kifu-gov.note.jp/n/nc49d2cf1f160

事例⑤ 集英社「僕とロボ子」|ファンを巻き込んだ広告掲載

週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画『僕とロボコ』のアニメ化を記念し、山手線ラッピングを目指すクラウドファンディングプロジェクトが実施されました。
「アニメ化するのに露出が少ない」と嘆いたロボコが、自ら応援広告を集めるというストーリー性のある企画で、ファンからの支持を集めました。

原作の生原稿や漫画への出演権など、ファンの心をくすぐる魅力的なリターンも話題となり、最終的に目標を上回る1,551万2,000円の支援が集まりました。
アニメの放映時期にあわせて、実際に山手線のラッピング車両の運行が実現しました。

近年では、ファン主導の応援広告にとどまらず、アイドルやその他のコンテンツの広告掲載を目的としたクラウドファンディングも増えており、このプロジェクトはその先駆的な事例といえます。

■参考

プロジェクトページ:https://camp-fire.jp/projects/637797/view

集英社「僕とロボコ」TVアニメ化を記念し、クラウドファンディングで山手線車体広告を実施:https://universal-ooh.jeki.co.jp/case_study/0026/

クラウドファンディングを成功させるポイント

今回ご紹介した5つのプロジェクトから見えてくる、クラウドファンディング成功のポイントは、主に以下の4つです。

1. 明確で共感を呼ぶ目標・ストーリーの提示

成功事例はいずれも、「なぜ支援を募るのか」が明確で、感情に訴えるストーリー性を備えている点が共通しています。

【例】
・国立科学博物館のプロジェクトでは、「文化を守るには継続的な支援が必要」という社会的意義を訴求
・『僕とロボコ』の山手線ラッピング企画では、「露出が少ないことを嘆いたロボコが自ら広告を集める」というユーモアと共感を誘うストーリーを展開


このように、社会的な意義や「応援したくなる理由」を明確に示すことが、支援者の心を動かすうえで非常に重要です。
特に企業がクラウドファンディングを行う際には、応援したくなる要素が欠けてしまうと、単なる資金調達と受け取られ、ファン離れを招くリスクがあるため注意が必要です。

2. 支援者にとって魅力的なリターン

成功したプロジェクトは、単なる「寄付」ではなく、支援者が価値を実感できるリターンを用意しています。支援額に見合ったリターン設計は、成功のカギとなります。

【例】
・プロジェクト商品を先行・限定で購入できる権利
・ファン心理に寄り添った限定グッズやサービス
・支援による成果が実感できる動画やお礼の手紙 など


支援者が「参加してよかった」と感じられる工夫が、支援の広がりにつながります。

3.話題性やメディア性を意識した企画

SNSやメディアで拡散しやすいユニークなアイデアが、支援拡大につながります。

【例】
・「きのこの山 ワイヤレスイヤホン」は、SNS上で話題となったネタ投稿を実際に商品化するという意外性
・『僕とロボコ』の山手線ラッピング企画は、視覚的インパクトと「クラウドファンディングでファンと広告を行う」という新しさが話題に


ストーリー性やインパクトなど、思わずシェアしたくなる要素を盛り込むことが、プロジェクト成功の大きな後押しになります。

4.ファンとのつながりを大切にする姿勢

クラウドファンディングの成功には、「共につくる」姿勢が重要です。単なる金銭的支援ではなく、ファンがプロジェクトに深く関われる仕組みが、企業とファンのエンゲージメントを強めます。

【例】
・リターンにとどまらず、プロジェクト達成後も楽しめる施策

 →「沖ツラ×うるま市」の聖地巡礼マップや『僕とロボコ』の電車ラッピングは、支援者以外のファンにとってもうれしいプロジェクト
・ファンとつながるリターンの設計
 → 国立科学博物館のオンラインパーティーや、『僕とロボコ』の漫画出演権のように、双方向の交流が生まれるリターンは、より強い絆を築くきっかけに


これら4つのポイントを意識することで、クラウドファンディングは単なる資金調達の手段を超え、企業や団体とファンとの長期的な関係づくりの場として機能するようになります。

クラウドファンディングで企業プロモーション

当社ジェイアール東日本企画では、事例でご紹介した『僕とロボコ』の電車ラッピングのように、ファンと連携しながらクラウドファンディングを活用した広告掲載やプロモーションのサポートが可能です。

当社が運営する応援広告サービス「Cheering AD」では、クラウドファンディング機能も提供しています。
現在はファン主催の応援広告をメインにサポートしていますが、企業主催で、企業のファンやエンタメファンを巻き込んだプロジェクトを行うことも可能です。

※応援広告=ファンが広告主となり、推しの誕生日や記念日・イベント開催などをお祝いする広告

【jekiのサポート可能な内容】
・クラウドファンディングのプロジェクトページの運営
・広告媒体選定やプロモーションプランの作成
・コンテンツやタレントのアサイン
・クリエイティブ制作
・リターン品の制作

……などクラウドファンディングだけでなくプロジェクト内容のサポートまで可能です!

【プロジェクトイメージ】
・エンタメ企業さま/エンタメやスポーツにスポンサードしている企業さま
メディア化やライブ、周年などの記念日に合わせて、ファンと協力して広告掲出

・メーカー企業さま
長年のファンがついている商品の周年記念プロモーションや限定・復刻商品の開発

・地方自治体さま
聖地となっているコンテンツとコラボして、聖地巡礼を盛り上げるプロモーション実施

ファンと一緒に盛り上がるプロモーションを企画してみたい企業・団体さま、
クラウドファンディングを活用したプロジェクトにご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

参考

JR東日本の推し活やコンテンツやアーティストの支援を行う「推しSta!」プロジェクトも支援しています。

Cheering ADクラファン協力プロジェクト
・浪江女子発組合×JR東日本コラボ「浪江女子発組合5周年お祝いキャンペーン」
https://cheering-ad-cf.jeki.co.jp/projects/05

・【JR東日本】「18TRIP presents “HAMAツアーズ全体会議”」応援キャンペーン
https://cheering-ad-cf.jeki.co.jp/projects/0055

まとめ

クラウドファンディングは、スタートアップや個人の活動にとどまらず、大手企業や自治体なども商品開発やプロモーションのために活用しています。
資金調達の手段としてだけでなく、テストマーケティングやファンとの交流の場としても注目されています。

クラウドファンディングを「一過性の施策」ではなく、ファンとの関係性を深めるマーケティング手段として考えるのであれば、プロジェクトを応援したくなるストーリーや、ファンとのつながりを大切にする姿勢が非常に重要です。

また、クラウドファンディングには、商品のテスト販売やふるさと納税型など、さまざまなスタイルのサービスがあります。プロジェクトに適したサービスを選び、うまく活用しましょう。


その中でも、広告掲出やファンと盛り上がる形式のプロジェクトをご希望の際は、ぜひ実績多数の当社にご相談ください。

クラウドファンディング活用プラン

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