電車サイネージ広告の最新ガイド|費用・効果・DOOH時代の新潮流を徹底解説

キクコト 編集部

こんにちは。ジェイアール東日本企画キクコト編集部です。

今回のテーマは「電車サイネージ広告」です。
一昔前までは「電車広告=静止画ポスター」という印象が強かったかもしれませんが、いまや主要路線の車内では、デジタルサイネージによる動画広告配信が当たり前になっています。

このコラムでは
✓電車サイネージ広告の特徴
✓電車サイネージ広告の費用・種類
✓DOOH(デジタルOOH)時代の電車サイネージ広告の新潮流

について解説します。

・電車サイネージ広告の出稿をご検討中の方
・OOHの効果測定に課題を持っている広告担当者の方

に役立つ内容です。
 
 

 

 

電車サイネージ広告の市場と特徴:「意識的、習慣的に見られる」という大きな強み

デジタルサイネージとは、屋外・店頭・公共空間・交通機関などのあらゆる場所で、ディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信するメディアの総称です。 デジタルサイネージを活用した広告は年々増加傾向にあり、近年では駅広告や電車広告としても多く設置されるようになりました。
 

出典:株式会社LIVE BOARD「LIVE BOARD、デジタルサイネージ広告市場調査を実施」|PR TIMES



特に電車のサイネージ広告はメディアのイメージ調査の中で「意識して見る」「習慣的に見る」という項目の値が高く、動画広告の訴求内容を深く理解してもらうのに適したメディアだと言えます。

 

流し見されてしまうことが多い広告メディアの中で、サイネージ広告の習慣的に意識して見てくれる人が多い特徴は大きな強みです。

 
 

 

 


出典:株式会社ジェイアール東日本企画『MEDIA DATA 2021』


 

 

電車サイネージの費用と種類:JR山手線の3種類のデジタルサイネージ広告を紹介

電車サイネージ広告は鉄道会社によってメディア名称が異なるほか、設置されている場所によっても名称や特徴、料金が異なります。
下の画像は、JR東日本の電車の車内広告の種類を表した図です。

今回はJR山手線の電車内に設置されている「トレインチャンネル」「まど上チャンネル」「サイドチャンネル」などの動画広告メディアの費用などについてご紹介します。
 

 

 

 

1.トレインチャンネル:路線案内横で接触率が高く、多くの路線で導入
 


乗降口の真上に設置されているのが「トレインチャンネル」と呼ばれる電車サイネージ広告です。(「JEKI MEDIA GUIDE」と書いてある緑色の画面)。

案内表示の横にあるため非常に接触率が高く、乗客の注目が集まりやすいメディアです。

2024年現在、JRでは下記11路線で広告放映が可能となっています。
・山手線
・中央線快速
・京浜東北線・根岸線
・京葉線
・埼京線
・横浜線
・南武線
・常磐線各駅停車
・中央線・総武線各駅停車
・横須賀線・総武線快速
・ゆりかもめ

※鶴見線、りんかい線での放映はありません。



トレインチャンネルは、単線のみでの展開も可能です。


【トレインチャンネル:サイネージ広告料金例】
例➀ 全11路線  15秒 1週間 → 480万円
例② 中央線快速 15秒 1週間 → 110万円
例③ 埼京線   15秒 1週間 → 55万円

※放映期間は路線によって1週間、13週間、26週間など単位が異なりますので、詳しくはお問い合わせください。

 

  

2.まど上チャンネル:3画面を活用したバラエティ豊かな動画表現が特徴
 

 

「まど上チャンネル」は、網棚の上に設置されている電車サイネージ広告です。
3つの画面が並んでおり、それぞれ違う映像を流したり、また3画面を連動させるなど、バラエティに富んだ動画表現が可能です。
 
2025年現在、JRでは山手線、横須賀線・総武線快速で放映が可能になっています。
 
【まど上チャンネル:サイネージ広告料金例】
・山手線、横須賀線・総武線快速 15秒 1週間 → 200万円

※放映期間は路線によって1週間、26週間など単位が異なりますので、詳しくはお問い合わせください。

 
広告商材の特徴を活かした広告表現や放映プランのご提案等も可能ですので、お気軽にお問合せ下さい。

 

 

3.サイドチャンネル:トレインチャンネル・まど上チャンネルと連動放映!
 

 

「サイドチャンネル」は、電車の連結扉の上に設置されている電車サイネージ広告です。

2024年4月より、「TRAIN TV」の放映が開始されトレインチャンネル・まど上チャンネルと連動してJR東日本の車内サイネージすべてに放映される広告展開が可能になりました。現在は、「サイドチャンネル」単体でのサイネージ広告の販売はしておらず、トレインチャンネルまたはすべてのサイネージとの連動となります。

4.JR東日本の車内サイネージをジャック!「TRAIN TV」
 



「TRAIN TV」とは、JR東日本の首都圏主要10路線とゆりかもめのすべての車内モニターで映像コンテンツを放映する新たな番組配信プラットフォームです。

画面を同期させたシンクロ放映でよりジャック感のある展開も可能になり、さらに強力な広告訴求も可能になります。

※まど上チャンネルとサイドチャンネルは搭載路線のE235系(山手線、横須賀線・総武線快速)のみの放映になります。
※横須賀・総武線快速は順次E235系を導入中です。
※緊急時等、一定期間画面の同期がずれる可能性があります。

また、「TRAIN TV」では芸能人やインフルエンサーの出演する番組や、料理番組、コスメ番組などの動画コンテンツを配信。
従来とは異なる規模の視聴が期待されるとともに、20分のロール編成の中で、良質な動画コンテンツの合間にCMが流れることで自然な広告視聴を促します。

さらに、これまでのスポットCMだけでなく番組形式で企業やブランドの訴求ができる「クライアントコンテンツ」の放映も可能です。

【2025年度TRAIN TV 広告料金】
■TRAIN TVスポットCM全線セット 1週間15秒 680万円
■クライアントコンテンツ 1週間 60秒 800万円
 クライアントコンテンツは2社限定の枠となります。掲載面は、全線ですべてのサイネージでの放映となります。
 
 
 

近年、電車広告をはじめとするOOHはデジタル技術の進化によって「DOOH(デジタルOOH)」へと大きく変化しています。
DOOHとは、デジタル技術を活用した屋外広告の総称で、デジタルサイネージやネットワーク配信を活用することで、より柔軟・データドリブンな広告運用が可能になるのが特徴です。これまでOOHは「決まった期間・決まった場所」で掲出する静的な展開が主流でしたが、DOOHでは次のような新しい取り組みが可能になっています。

・時間帯や天候、エリアなどの条件に合わせて自動的に広告を切り替える「ダイナミックDOOH」
・複数の街頭サイネージをネットワーク化し、広域に同時放映を行う「シンクロ展開」
・オンライン広告と同様の配信管理・効果測定を可能にする「プログラマティックDOOH」

特に電車サイネージ広告は「移動の瞬間」に接触するため、生活動線上で自然に情報を届けることができます。
さらにDOOH化によって、「どの路線・時間帯で」「どの層に」広告が届いたかをデータで検証できるようになり、これまで課題とされてきたOOHの“効果の可視化”が現実のものとなりつつあります。
たとえば、車内モニターの視認データや乗降客数、人流データなどを掛け合わせて「オーディエンス推定」を行うことで、より戦略的なメディアプランニングが可能です。
これにより、交通メディアが「運用型広告」に近づくという新しい価値が生まれています。
 
 

DOOH活用で広がる電車サイネージ広告の可能性


電車サイネージ広告の持つ「意識的・習慣的に見られる」特徴に加え、DOOHの「ネットワーク性・柔軟性」を掛け合わせることで、これまでにない精度・柔軟性の高い広告展開が実現します。こうした「データ×ロケーション」の組み合わせは、まさに次世代OOHの象徴といえます。

ただし、実際に DOOH のプログラマティック配信やダイナミック配信に対応しているプラットフォームはまだまだ限られています。当社ジェイアール東日本企画が運営する OOH のマーケットプレイス「MASTRUM」は、本コラムで紹介したようなプログラマティック配信に必要な SSP と DSP を構築しており、豊富な広告在庫によって、ふさわしい場所で、ふさわしい人に、ふさわしい広告を届けるDOOH を実現しています。これは駅・電車の DOOH を取り扱うプラットフォームとしては国内最大です。


当社ではこのプラットフォームを活用した【ターゲティングDOOH】というサービスを提供しています。


▼ターゲティングDOOHとは



ターゲティングDOOHにご興味のある方は、資料をダウンロードいただくか、以下からお問い合わせください。
 

 
またDOOHについて、もっと詳しく知りたい方に向けて「DOOHがよくわかるガイドブック」を無料でお配りしています。ご興味のある方は、こちらからダウンロードください。
 




まとめ:電車サイネージ広告は“日常の中で自然に届く”メディア

電車サイネージ広告は、乗客が日常的に接触する“生活導線上のメディア”です。
朝夕の通勤時間や移動のひとときに、習慣的・意識的に見られる特性を持っており、ブランドや商品のメッセージを自然に伝えることができます。
また、動画による訴求力や、JR東日本の広域ネットワークを活かした一斉展開など、スケールの大きなプロモーションも可能です。
近年はDOOH(デジタルOOH)の技術進化により、放映の柔軟性やデータに基づく効果検証も進化していますが、根幹にあるのは「人がリアルに触れる場で伝える」広告価値です。
もしオンライン広告だけでは届きづらい層にブランドの存在を印象づけたい、あるいは通勤・通学などの“日常接点”でメッセージを浸透させたいと考えているなら、電車サイネージ広告は非常に有効な選択肢といえるでしょう。

当社ジェイアール東日本企画では、目的やターゲットに応じた放映プランの設計や、DOOHを活用した広域展開のご相談も承っています。お気軽にお問い合わせください。

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