【エリアターゲティング広告】地域を絞った費用対効果アップ術

キクコト 編集部


こんにちは、ジェイアール東日本企画「キクコト」編集部です。
広告・マーケティングに“効く”コラム、今回のテーマは「エリアターゲティング広告」です。


ユーザーの位置情報を基に、狙いたい地域のターゲットだけに広告を配信するエリアターゲティング広告。
想定顧客への接触確率が高い地域を狙い撃って広告を出稿するわけですから、広告主側の期待値も当然高まります。
近年では Google など運用型広告のエリア配信に加え、独自のエリア限定技術を使ったさまざまなジオター
ゲティング広告も出現し、エリアターゲティング広告全般に大きな注目が集まっています。


・エリアターゲティング広告の出稿を検討しており情報収集中

・ジオターゲティング広告の特徴やポイントを知りたい

・限られた予算で、効率良く広告を出す方法を知りたい

・地域を限定した実店舗を近々オープン予定で、認知集客策を検討中

・もっと効率良く地域をターゲティングできる広告を探している


今このような課題をお持ちのWeb広告担当の方向けの内容です。記事後半では注目のエリアターゲティング手法についても言及していますので、お見逃しなく。






エリア(地域)ターゲティング広告とは?

エリアターゲティングとは、ユーザーの位置情報を基に特定の地域に限定して広告を配信する、Webターゲティング広告の手法の一つです。代表的な Web 広告である Google 広告やYahoo!広告、LINE・Facebook などの SNS 広告では、配信地域を「地域名」や「北海道、東北、関東などの9地方」で指定できる設定があらかじめ備わっています。

上記以外のジオターゲティングと呼ばれる広告手法も、GPS などの位置情報技術をベースにした独自の地域限定ソリューションを各社が開発し、自社のアプリ内や外部メディアと提携して広告を配信しています。
いずれにしてもエリアターゲティング広告は、ビジネスに適した地域に絞って広告を表示できるため、費用対効果(ROI)の向上に有効とされています。




エリアターゲティング広告のメリット

メリット① 地域の特徴やニーズに合わせた広告配信ができる

オフィス街、繁華街、住宅街などエリア特有のニーズに合わせて広告を配信できるので地域密着型のビジネスに適しています。


メリット② 費用対効果の良い広告配信ができる。

自社が想定する顧客の含有率が高いエリアに絞り込んで広告を配信できるので、効率的な集客が見込めます。


メリット③ エリア別広告で、効率の良いエリアを特定できる

例えば A 駅周辺と B 駅周辺で広告を配信し、どちらのエリアがより集客につながったかを比較することで、自社ビジネスのホットゾーンを特定できます。また、クリエイティブ表現による ABテストも効果的です。


メリット④ 広告効果を測定できる

街頭などでティッシュやチラシを配っても、どれくらい集客に寄与したかが測定できませんが、エリアを限定した Web 広告なら来店につながった数値を測定でき、広告配信の改善策も打ちやすくなります。


とは言え、デメリットについても理解しておきたい点があります。


デメリット① エリア外のビジネスチャンスを逃すリスクがある

エリアを限定する施策の裏返しになりますが、当然エリア外に広告は届きません。広く告知したいキャンペーンなどには向かないこともあります。また狙った顧客がエリア外にいる場合広告に接触できず、ビジネスチャンスを取り逃がしてしまうリスクもゼロではありません。


デメリット② エリアを絞り込みすぎると、配信ボリュームが足りなくなる

効率的にターゲティングしたいあまり絞り込みすぎてしまうと、広告配信ボリュームが足りなくなり期待ほどの効果が得られない場合があります。絞り込めるメリットとの兼ね合いになりますが、バランスも考慮すべきでしょう。




エリアターゲティング広告の種類

以下、主なWeb広告やSNS広告のエリアターゲティング機能について、各社の解説ページから引用して概要をご紹介します。エリアを限定できる基本的な機能に大きな差はありませんが、それぞれの特徴によって少しづつ異なる点もあります。(測定のロジックや具体的なサービスについての詳細は、各社のサイトをご確認ください)



Google 広告

地域ターゲティングとは、広告を表示する地域を詳しく指定できる機能です。
ユーザーが関心を示している地域を


・地域を特定できる検索語句
・関心対象地域を特定できる過去の検索履歴
・ユーザーの過去の所在地 (赤字は筆者が加工)


などから Google 広告システムが検出すると、ユーザーに対しその地域またはその周辺地域(関心対象地域)を対象とする広告が表示されます。国全体や市区町村、管轄区域などを選択できるほか、特定の地点からの半径で指定することもできます。デフォルトでは、対象地域にいるユーザー、対象地域を定期的に訪れるユーザー、対象地域に関心を示しているユーザーに広告が表示されます
たとえば、横浜市でパン屋を経営していて、対象地域に横浜市を選択した場合、所在地が横浜市であるユーザー、横浜市に定期的に訪れるユーザー、または(現在または過去に)横浜市のパン屋に関心を示しているユーザーに広告を表示できます。
関心の対象となる場所や店舗の所在地を指定したり、ユーザー属性と併用したりすることも可能です。ビジネス プロフィールに登録した地域も指定可能です。特定の地域で広告を表示したくない場合は、キャンペーンで除外する地域を選択することもできます。

https://support.google.com/google-ads/answer/6317?hl=ja



Yahoo!広告

地域ターゲティングは、特定の地域を指定して、その地域に対して広告を配信、または配信から除外する機能です。インターネットユーザーの所在地や検索キーワードの情報などをもとに、対象となる地域を判定します。
・地域名指定:都道府県単位、市区郡単位で地域名を指定する
・半径指定:選択した地域からの半径を指定する
半径指定はディスプレイ広告(運用型)のみで指定可能。また地域名指定との併用も可能。

https://ads-help.yahoo-net.jp/s/article/H000045035?language=ja



LINE 広告

地域セグメント機能は、47 都道府県別や市区町村別、さらに居住地・勤務地・現在地での
指定配信・除外配信が可能です。

https://www.lycbiz.com/jp/manual/line-ads/ad_007/

LINE の場合、ほかの広告サービスに比べオーディエンスセグメントで趣味・関心のターゲティング項目が非常に細分化されており、地域との掛け合わせで、より綿密にターゲティングできるという特徴があります。



Facebook 広告

国、都道府県、市区町村といった地域区分に基づいて利用者にリーチできます。地域の半径を選択することも可能です。ターゲット地域の選択内容に基づいて、選択した地域に住んでいる人や最近その地域にいた人が探されます。特定の期間内に特定の地域内の多くの人々にリーチするのに役立ちます。
検索できる地域
・国(最大 25 か国)
・州
・都道府県
・市区町村(最大 250 か所)
・選挙区
・郵便番号(最大 50,000 件

Facebook では、人口密度の高い都市部の人を広告のターゲットにするか、人口の少ない地域に広告を配信する場合に郊外の人をターゲットにするかを選択できます。
https://www.facebook.com/business/help/365561350785642?id=176276233019487

Facebook は、地域設定に加え年齢・学歴・趣味など、実名制の SNS ならではの利用者データと掛け合わせてターゲティングできることが強みと言えます。



X(Twitter)広告

広告主様は、国、地域、主要都市圏、市区町村、郵便番号などの位置情報で絞り込むターゲティングが可能です。
複数の地域を選択した場合、各地域が地理的に同じ範囲に属していたとしても、選択したすべての地域のユーザーに広告が表示されます。たとえば、広告キャンペーンのターゲットを米国とカリフォルニア州にした場合、広告は米国のすべてのユーザーに表示されます。
Twitter の地域ターゲティングはユーザーの最近の位置情報に基づいています。これは現在の位置情報と、最近の位置情報の履歴の組み合わせです。Twitter は、IP アドレスや GPSなどの複数の情報を使用し、ユーザーの位置情報を判断しています。これらの情報は、ユーザーの場所を予測する高度な機械学習モデルに提供されます。
https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/campaign-targeting/geo-gender-and-language-targeting.html



TikTok 広告

TikTok 広告では、国・地域・都道府県・州・省・大都市圏・市区町村群・郵便番号などを含む特定のロケーションに合わせてメッセージや特典をカスタマイズできます。ロケーションターゲティングはさまざまな業種・使用事例・シナリオにおいて使用できます。

・法律、BtoB サービス、コンサルティングを含むもののこれらに限定されない、
地域に特化したサービスを提供する業種の宣伝。
・オンラインまたは対面形式の教育機関の宣伝。
・身だしなみ、健康およびフィットネスなどの地域ビジネスに関連する宣伝。
・全国的およびフランチャイズを問わないチェーン店の飲食店・食品配送サービスの宣伝。

https://ads.tiktok.com/help/article/location-targeting?lang=ja




独自の地域特定ロジックで際立つ、ジオターゲティング広告

ジオターゲティング広告は、スマートフォンに搭載されている GPS や Wi-Fi、Bluetooth 機能などの位置情報を基にエリアを特定し、独自の地域広告ソリューションを開発・提供しています。前述した Web 広告は、半径 1km~地域をターゲティングできますが、ジオターゲティング広告は、数メートルからのより細かく切り分けたエリアをターゲティングできるソリューションもあります。また広告を配信した後に、ユーザーが来店したかどうかを計測できる点も大きな特徴です。

ただし GPS による位置情報については、
・アプリ運営企業がユーザーに位置情報取得の同意を得ている
・ユーザーがスマートフォンの位置情報設定を「ON」にしている
状態で初めて取得できる仕組みであり、その点を認識しておく必要があります。
本稿では、ユニークなジオターゲティング広告をいくつかご紹介します。



NAVITIME マーケティングソリューション「位置情報連動広告」

乗換案内や経路検索のアプリ「NAVITIME」は、GPS データからユーザーの滞在履歴、またはリアルタイムの滞在状況を判定して自社アプリの Push 配信やバナー広告によりターゲティングを行うソリューションを提供しています。https://www.navitime.co.jp/advertising/ads/location.html



Shufoo! Audience Targeting Ad

TOPPAN 株式会社が運営する国内最大級の電子(Web)チラシサービス。ユーザーは子育て世帯や主婦層が多いようです。スーパー、ドラッグストアや家電量販店などの小売流通企業のほか、塾やクリーニング店などさまざまな業種の販促情報・店舗情報がアプリ内に掲載されています。お店の商圏にあわせてエリアを絞った広告配信ができるほか、ビーコンを使った来店可視化などさまざまな指標での効果検証も可能です。https://www.shufoo.net/biz/service/sata/index.html



どこどこ ad「ジオターゲティング」

「どこどこ ad」は「どこどこ JP」を運営する株式会社 Geolocation Technology によるジオターゲティング広告です。インターネットに接続するときに必要な認識番号(IP アドレス)を使用して、携帯電話、ガジェット、ラップトップ、サーバーなどのデバイスの地理的な位置を識別するので、Cookie 情報の有無にかかわらず指定エリアでインターネットに接続しているユーザーに対してターゲティング広告を配信できることが大きな独自性です。
エリア条件とオーディエンス属性を掛け合わせて、「静岡県の男性」「千葉県の 25~29 歳、会社員の女性」など、より具体的な条件を指定することで効率良くターゲット層にアプローチすることが可能です。(ただし、メートル単位の細かい範囲の特定には向きません)
https://www.docodocoad.jp/dsp/area/


【参考:IP アドレスとは】一般に、ユーザーの所在地はインターネット プロトコル(IP)アドレスに基づいて判断されます。IP アドレスは、インターネット サービス プロバイダにより、インターネットに接続する各コンピュータに割り当てられる固有の番号です。
( Google 広告のサイトより引用
https://support.google.com/google-ads/answer/6322?hl=ja&sjid=4176377436238032722-AP)



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SuicaなどのJR 東日本グループの顧客データを活用した、全く新しいエリアターゲティング広告「JREAds」






当サイトを運営するジェイアール東日本企画は、JR 東日本グループが保有する顧客データを活用したターゲティング広告の提供を開始しました。それが「JRE Ads」です。(JRE は、JR EAST の略称です)

「JRE Ads」は、JR 東日本の首都圏+東北エリアの約 600 駅の乗降、JRE POINT(JR 東日本グループのポイントサービス)や JRE MALL(JR 東日本グループの EC サイト)の利用履歴など、JR 東日本グループが保有する膨大な顧客データを、エリア・性別・年齢などさまざまなセグメントで掛け合わせターゲティングできる、これまでにない運用型 Web 広告です。





ポイント① Suica の移動履歴=確定データに基づいた、リアルなエリアターゲティング

従来のエリアターゲティング広告は、スマートフォンや提携アプリの GPS 情報を基にした「推定の位置情報(いる可能性がある)」や「地域検索履歴(過去にいたことがある)」などでエリアとターゲットを絞り込みます。

一方「JRE Ads」は、交通系IC(Suica)を使った実際の乗降履歴、つまり「事実の位置情報(実際にいる)」によるエリアとターゲット特定のため、そもそもの計測ロジックがこれまでのエリアターゲティングとは異なり、より高精度なエリアターゲティング広告を可能にしています。


Suicaの移動履歴によるセグメントは、時間帯や利用回数から、
・通勤定期で来たのか
・通学定期で来たのか
・たまたま来たのか
などを判別できるので、よりリアルなユーザー像を浮かび上がらせることができます。


「新宿駅周辺のヨガスタジオ」の店舗集客を例にすると

Googleなどの従来のWeb広告のエリアターゲティングは、以下のようなセグメントでの配信となり、



「JRE Ads」によるセグメント機能と「Google 広告」を併用したエリアターゲティングでは、下の例のような事実データに基づいた、さらに精度の高い配信が可能になります。





ポイント② JRE POINT と連携する JR 東日本関連サービス利用履歴を活用した
独自のターゲティング

また「JRE Ads」は、Suica による移動データだけではなく、JRE POINT と連携する JREMALL、えきねっと(新幹線などの乗車券・指定券のネット予約サービス)などの利用履歴からもセグメントが可能。さまざまな切り口との掛け合わせで、ターゲットにしっかりとフォーカスすることができます。もちろん 前述したGoogle 広告など外部連携媒体(配信面)のセグメントとも併用できます。




●「JRE Ads」による地域ターゲティングが、効果を発揮しやすいビジネス2例

・駅チカ商業施設×通勤者

商業施設の所在駅を通勤に利用する 20~40 代女性をターゲティングして広告配信。セールなどのキャンペーン告知により、SNS フォローと公式アプリ DL を促す来店促進策を実施。



・不動産×生活動線アプローチ

注文住宅ショールームの資料請求・見学予約獲得のため、ショールーム最寄り駅と所在路線の利用者に特定してターゲティング広告を配信。



※その他、さまざまなエリアビジネスに合わせたセグメントもカスタマイズ可能です。




結論 駅や沿線を基点にしたエリアビジネスを展開するなら、「JREAds」が最強のエリアターゲティング広告です

Google や SNS の Web 広告、あるいはさまざまな特徴を活かしたジオターゲティング広告など多くの「地域ターゲティングソリューション」が並列している現状ですが、重要なのは、商圏やターゲット層などを十分に考慮した上で、ビジネスにマッチしたソリューションを選択したり、上手く組み合わせたりすることです。


ここまでお読みくださったあなたが、JR 東日本の駅や沿線を起点にした「エリアビジネス」を展開されている企業の方なら、何はともあれ「JRE Ads」を試してみてはいかがでしょう。



そこに冒頭でご紹介した Google などが持つ検索行動履歴を掛け合わせれば、“駅基点における最も的を射たエリアターゲティング広告”となり、ビジネスの強い味方になるでしょう。



「JRE Ads」について、活用事例や料金などの詳しい情報を知りたい方は、以下の資料をダウンロード、またはメールフォームからお問い合わせください。









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