【駅広告が、今いちばん面白い】最新事例まとめ

キクコト 編集部

こんにちは、ジェイアール東日本企画「キクコト」編集部です。
広告・マーケティングに”効く”コラム、今回のテーマは、「駅広告の面白い使い方」です。

みなさんもお気づきだと思いますが、近ごろ面白い駅広告をしばしば目にします。広告主各社が大胆な仕掛けや工夫を凝らして面白さを競い合うことで、駅広告は単にポスターを掲出するというだけでなく、ある種イベント化が進んでいるように思います。そしてその様子がSNSでシェアされ、さらに話題が拡散するという好循環が生まれています。

当コラムでは、駅利用者たちの注目を集め話題化された「駅広告の面白い取り組み事例」を、手法(パターン)別にご紹介します。

 ・企業の宣伝担当で、面白い駅広告を仕掛けたい
 ・SNSで話題になるような駅広告を出稿したい
 ・自社商品のキャンペーンに合わせて、テレビCM、Web広告、駅広告を出稿予定
 ・Web広告の次の打ち手として駅広告(交通広告)を検討中

このようなニーズをお持ちの方にお読みいただきたい内容です。ぜひ参考にしてください。

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■なぜ今、駅広告が注目されるのか?

近年、気になる駅広告(交通広告)をスマートフォンで撮影し、SNSでシェアする生活者が増えており、若い年代ほどその傾向が顕著です。当社ジェイアール東日本企画の調査によると、過去3年間でその割合は約2倍に増加。駅広告が話題化される下地が整ってきています(下記グラフ)。

出典・引用:恵比寿発コラムよりhttps://ebisu-hatsu.com/articles/?p=10287

■イベント化・聖地化する駅広告

これまで駅広告(交通広告)は、通勤・通学途中や偶然通りがかって目にするものでした。しかし今、若年層を中心に駅広告を意図的に「見に行く」という現象が起きています。

これは、

 ・広告主が公式SNSで自社の駅広告の掲出を発表(見に行くことを呼びかける)
 ・SNSキャンペーンとの連動によるユーザー参加型の駅広告が流行
 ・推し活(推しの登場する駅広告を見に行く)の広がり

など、駅広告(交通広告)自体がイベントや推し活の一部になっていることが、要因として挙げられます。これらの手法により、駅広告は単なる「広告」から、生活者やファンが集い、記憶に残る「場所」としての価値を持つメディアへと進化しています。

■駅広告は、表現の自由度が高く、話題性を作りやすい

駅広告や電車広告などの交通広告は、近年大型化が進み圧倒的なビジュアルインパクトで利用者の目を引きつけています。また駅や電車内の空間をジャックした広告でブランドの世界観を訴求したり、Webや他のメディアではできないユニークな仕掛けを施したりと、アイデア次第でどのようにでも表現できる可能性を秘めています。

新宿ウオール456:国内最大規模45.6mのLEDデジタルサイネージ(JR東日本 新宿駅)

新宿BBB:BOX型のデジタルサイネージ(JR東日本 新宿駅)

■話題化する駅広告を作る、代表的な3つの方式

広告×ロケーションで、話題化

見落とされがちですが、広告表現のアイデアには「掲出場所」も含まれます。

 ・この場所でしか訴求できないもの
 ・この場所だから際立つ切り口

を探すことで、駅広告の面白さが最大限引き出されます。

駅広告事例:花王ヘルシア
“日本一深い地下鉄の駅”大江戸線六本木駅の長い階段に、歩行者を応援するポスターを掲出。

花王株式会社の飲料ブランド「ヘルシア」は、発売20周年を機に“日本一深い地下鉄の駅”大江戸線六本木駅のホームから改札に至るすべての階段で「運動としてあえて長い階段をのぼる」人たちを応援する、ヘルシアからのメッセージ広告を掲出しました。掲出後の調査では、階段利用者が20%増加する結果になったということです(ヘルシア調べ)。

出典:PR TIMES|花王ヘルシアPR事務局 “日本一深い地下鉄の駅”大江戸線六本木駅の、長い階段をのぼる人たちを応援!ヘルシア緑茶「ヘルシーへの階段!」全階段ジャック広告掲出後に階段利用者が20%増!(2023年3月30日)(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000118754.html

駅広告事例:ヤッホーブルーイング
「年末寝過ごし防止運動」のポスターを、首都圏・関西圏の終着駅に掲出して話題化

株式会社ヤッホーブルーイングは「年末寝過ごし防止運動」と題した駅広告で、アルコール度数0.7%の微アル飲料「正気のサタン」の認知獲得キャンペーンを実施。昨年実施時は3.3万いいねの反響があった続編として、今年度は南栗橋駅(東武日光線)・森林公園駅(東武東上線)・なかもず駅(御堂筋線)など終着駅9駅に全23種の寝過ごし防止を呼びかけるポスターを掲出しました。

出典:PR TIMES|株式会社ヤッホーブルーイング 忘年会シーズンに向け「年末寝過ごし防止運動」始動(2025年12月1日 ) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000075.000018582.html

駅広告事例:株式会社Oh my teeth
「は」のつく駅名を使った、ユーモアあふれる駅ポスターで話題化

通わないマウスピース矯正サービスを運営する株式会社Oh my teethは、「”は並び”を考える月間」として、JR原宿駅、飯田橋駅、高田馬場駅、秋葉原駅に「は並びが気になるポスター」を掲出しました。

出典:PR TIMES|株式会社 Oh my teeth 原宿駅が「らはじゅく駅」に!?…は並びが気になるポスターが「はのつく駅」で出現!Oh my teethの「”は並び”を考える月間」(2025年7月8日)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000048884.html

駅広告事例:モスバーガー×東武鉄道
モスバーガー50周年を記念して「成増駅」を「なりもす駅」に

東武東上線「成増」が発祥の地である「モスバーガー」が、創業50周年を記念して東武鉄道とのコラボ駅広告を期間限定で実施。東上線成増駅の南口駅名看板(1か所)やホーム看板を「なりもす駅」にしたり、「東武東上線モス号」を運行させたり、さまざまなコラボを展開し、話題となりました。

出典:PRTIMES|東武鉄道株式会社 3月8日(火)より期間限定で東上線 成増駅が、「なりもす駅」になります!(2022年3月8日)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000064591.html

駅広告の聖地化で、話題拡散

アニメやアイドルなどの人気コンテンツを起用した駅広告は、ファンにとって訪れたい特別な場所(聖地)となります。

駅広告事例:MIXI アニメ「モンスターストライク デッドバースリローデッド」
アニメ放送の地上波進出を記念して、渋谷駅地下2階+地下1階+地上の3か所で告知広告を展開

株式会社MIXIは、アニメ「モンスターストライク デッドバースリローデッド」の地上波放送告知広告を渋谷で実施。東急線渋谷駅の地下2階、地下1階、地上の3か所を連動させるユニークな仕掛けで話題化させました。

駅広告事例:鬼滅の刃 『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』 公開告知
JR池袋駅に貼られた羅針フロア広告の上で、多くのファンが猗窩座ポーズをして撮影

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が、公開を記念してJR池袋駅改札外に羅針をデザインしたフロア広告を実施。(JR仙台駅、JR大阪駅 西鉄福岡(天神)駅でも同様のフロア広告を実施)。作品に登場するキャラクター猗窩座の術式展開時の床面の様子を実際のフロア広告で再現したビジュアルは、多くのファンを集め、猗窩座ポーズで撮影するなど盛り上がりを見せました。

駅広告事例:「ちいかわパーク」オープン告知
池袋駅アゼリアロードに、ちいかわたちの大きなぬいぐるみ広告が登場

「ちいかわパーク」は、オープンに当たりJR東日本 「池袋アゼリアロードアドピラー(柱巻き広告)」を使った駅広告を展開。円柱の形状を利用したキャラクターたちの大型ぬいぐるみ広告は、SNSでも話題となり多くのファンが撮影に訪れました。

駅広告事例:テレビ東京「劇場版孤独のグルメ」公開告知

株式会社テレビ東京は、「劇場版孤独のグルメ」の告知広告をJR新宿駅BBB(BOX型の巨大ビジョン)で実施。架空の焼肉店のビジュアルを制作し、新宿駅構内に実店舗が出現したかのような3D屋外広告で「腹が減る広告」を表現しました。

広告×体験で話題化

駅広告に、生活者が参加する要素を付け加えた手法が、「体験型の駅広告」です。

 ・試乗
 ・試食
 ・試用する
 ・応募する
 ・投票する
 ・フォロー・リツイートする
 ・投稿する

など、さまざまな形式でユーザーを巻き込むことで、話題化だけでなく商品へのエンゲージメントも獲得できます。

駅広告事例:味の素 冷凍食品「ギョーザ」
ユーザーが自分で焼いて食べる体験イベント「超ギョーザステーション」を、JR両国駅で実施

味の素は、JR両国駅の3番線ホーム上の特設店舗で、客自らがテーブル上のコンロとフライパンを使って、「リニューアルした味の素ギョーザ」を焼いて食べるという究極の体験型駅広告を期間限定で実施。人気のため予約困難になるなど、大きな反響を呼びました。

出典:PRTIMES|味の素冷凍食品株式会社(2024年4月16日)5年ぶりに、パワーアップしてついに復活!『超ギョーザステーション』2024年4月25日(木)〜2024年5月8日(水)まで期間限定オープン!https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000027220.html

駅広告事例:日本農産工業株式会社 「ヨード卵・光」
「ヨード卵・光」の付箋広告連動サンプリングイベントを実施

日本農産工業株式会社は「ヨード卵・光」の駅広告を、東京メトロ新宿駅で実施。掲出された大型ポスターの前で、「今年一年で自分を褒めたいこと」を付箋に書くと、「ヨード卵・光」をプレゼントするサンプリングイベントも同時に行われました。この事例は、広告×体験で話題化を図る駅広告の典型的な手法と言えます。

駅広告事例:YOUTRUST
採用企業38社のスター社員38人が、トレカ形式で登場する異色の求人広告

キャリアSNSを運営するYOUTRUSTは、自社のプラットフォームに掲載中の採用強化企業38社から選抜された、「仕事に熱いスター社員」を、38人分のトレカにして掲出。トレカを自由に持ち帰れる「ピールオフ」形式の参加型OOH広告を起点に、「会社は中の人で選ぶ時代」のメッセージで潜在求職者のインサイトを刺激し、SNSで大きな話題を創出しました。

目的別の面白い事例をご覧になりたい方に
ダウンロード資料を公開中

■まとめ:単体の駅広告が発火点になり、拡散されるコミュニケーション設計の面白さ

以上、代表的な3つのパターン別に面白い駅広告の事例をご紹介しました。話題化のパターンに共通しているのは、同時に多くのエリアで駅広告を掲出しリーチを獲得する大量投入型ではなく、一か所の駅広告にエネルギーを集中し、そこからSNSを経由して拡散されるコミュニケーション設計という点です(ここに一つのヒントがありそうです)。

■ジェイアール東日本企画が、ご提案します

当コラムを執筆するジェイアール東日本企画は、駅広告をはじめとした交通広告やOOH広告のリーディングカンパニーとして、これまでさまざまな案件をサポートしてきました。「面白い駅広告を仕掛けたい」という宣伝担当の方は、ぜひ当社を相談相手の一つにご検討ください。

当社の実績集など詳細資料は、こちらからダウンロードいただけます。

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