こんにちは。ジェイアール東日本企画「効果が見えるOOH」編集部です。
今回のテーマは「電車サイネージ広告の料金」です。
最近、電車内にデジタルサイネージを設置する車両が増えてきています。皆様も乗車中によくご覧になるのではないでしょうか?
これまでの電車広告は、基本的にポスターやステッカーなどの「静止画」が多かったですが、デジタルサイネージの導入によって「動画」で電車広告を発信ができるようになりました。
それでは、実際にデジタルサイネージの電車広告を出すのにどれくらいの費用がかかるのでしょうか。今回は電車サイネージ広告の料金と種類についてご紹介します。
電車サイネージ広告の市場と特徴:「意識的、習慣的に見られる」という大きな強み
デジタルサイネージとは、屋外・店頭・公共空間・交通機関などのあらゆる場所で、ディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信するメディアの総称です。 デジタルサイネージを活用した広告は年々増加傾向にあり、近年では駅広告や電車広告としても多く設置されるようになりました。
出展:株式会社CARTA HOLDINGS デジタルサイネージ広告市場調査
特に電車のサイネージ広告はメディアのイメージ調査の中で「意識して見る」「習慣的に見る」という項目の値が高く、広告の訴求内容を深く理解してもらうのに適したメディアだと言えます。
流し見されてしまうことが多い広告メディアの中で、サイネージ広告の習慣的に意識して見てくれる人が多いことは大きな強みです。
電車サイネージの費用と種類:JR山手線の3種類のデジタルサイネージ広告を紹介
電車サイネージ広告は鉄道会社によってメディア名称が異なるほか、設置されている場所によっても名称や特徴、料金が異なります。
下の画像は、JRの車両の車内広告の種類を表した図です。昨今、特に扉上のサイネージ広告をよく目にすることが多いのではないでしょうか。
今回はJR山手線の電車内に設置されている「トレインチャンネル」「まど上チャンネル」「サイドチャンネル」の費用などについてご紹介します。
1.トレインチャンネル:路線案内横で接触率が高く、多くの路線で導入
乗降口の真上に設置されているのが「トレインチャンネル」と呼ばれる電車サイネージ広告です。(「JEKI MEDIA GUIDE」と書いてある緑色の画面)。
案内表示の横にあるため非常に接触率が高く、乗客の注目が集まりやすいメディアです。
2024年現在、JRでは下記11路線で放映が可能となっています。
・山手線
・中央線快速
・京浜東北線・根岸線
・京葉線
・埼京線
・横浜線
・南武線
・常磐線各駅停車
・中央線・総武線各駅停車
・横須賀線・総武線快速
・ゆりかもめ
※鶴見線、りんかい線での放映はありません。
トレインチャンネルは、単線のみでの展開も可能です。
【トレインチャンネル:サイネージ広告料金例】
例➀ 全11路線 15秒 1週間 → 480万円
例② 中央線快速 15秒 1週間 → 110万円
例③ 埼京線 15秒 1週間 → 55万円
※放映期間は路線によって1週間、13週間、26週間など単位が異なりますので、詳しくはお問い合わせください。
2.まど上チャンネル:3画面を活用したバラエティ豊かな表現や「駅指定放映」が特徴
「まど上チャンネル」は、網棚の上に設置されている電車サイネージ広告です。
3つの画面が並んでおり、それぞれ違う映像を流したり、また3画面を連動させるなど、バラエティに富んだ表現が可能です。
2024年現在、JRでは山手線、横須賀線・総武線快速で放映が可能になっています。
また、JR山手線では指定した駅に向かっているときだけ放映する「山手線まど上チャンネル 駅指定放映」というメニューも用意されており、駅単位でのターゲティングが可能です。
【まど上チャンネル:サイネージ広告料金例】
・山手線、横須賀線・総武線快速 15秒 1週間 → 200万円
・横須賀線・総武線快速 15秒 1週間 → 20万円
・山手線 駅指定放映 15秒 1週間 → 110万円
※放映期間は路線によって1週間、26週間など単位が異なりますので、詳しくはお問い合わせください。
広告商材の特徴を活かした広告表現や放映プランのご提案等も可能ですので、お気軽にお問合せ下さい。
3.サイドチャンネル:トレインチャンネル・まど上チャンネルと連動放映!
「サイドチャンネル」は、電車の連結扉の上に設置されている電車サイネージ広告です。
2024年4月より、「TRAIN TV」の放映が開始されトレインチャンネル・まど上チャンネルと連動してJR東日本の車内サイネージすべてに放映される広告展開が可能になりました。現在は、「サイドチャンネル」単体でのサイネージ広告の販売はしておらず、トレインチャンネルまたはすべてのサイネージとの連動となります。
4.JR東日本の車内サイネージをジャック!「TRAIN TV」
「TRAIN TV」とは、JR東日本の首都圏主要10路線とゆりかもめのすべての車内モニターで映像コンテンツを放映する新たな番組配信プラットフォームです。
画面を同期させたシンクロ放映でよりジャック感のある展開も可能になり、さらに強力な広告訴求も可能になります。
※まど上チャンネルとサイドチャンネルは搭載路線のE235系(山手線、横須賀線・総武線快速)のみの放映になります。
※横須賀・総武線快速は順次E235系を導入中です。
※緊急時等、一定期間画面の同期がずれる可能性があります。
また、「TRAIN TV」では芸能人やインフルエンサーの出演する番組や、料理番組、コスメ番組などのコンテンツを配信。
従来とは異なる規模の視聴が期待されるとともに、20分のロール編成の中で、良質な番組コンテンツの合間にCMが流れることで自然な広告視聴を促します。
さらに、これまでのスポットCMだけでなく番組形式で企業やブランドの訴求ができる「クライアントコンテンツ」の放映も可能です。
【2025年度TRAIN TV 広告料金】
■TRAIN TVスポットCM全線セット 1週間15秒 680万円
■クライアントコンテンツ 1週間 60秒 800万円
クライアントコンテンツは2社限定の枠となります。掲載面は、全線ですべてのサイネージでの放映となります。
TRAIN TVの媒体資料はこちらからダウンロード可能です。実施をご検討の方は是非ご活用ください。
まとめ:電車サイネージ広告は「出す場所・メディア」と「商品・サービス」との相性が重要。広告実施後の効果検証・改善も大切です。
ここまでJRの路線を代表例として、電車サイネージ広告の料金や種類についてご紹介してきました。
電車サイネージ広告を出す際には自社の商品・サービスと広告メディアとの相性が重要です。どんな広告メディアにも特性、強みや弱みが必ずあるので、どの広告メディアに掲出するのが最も効果が大きくなるのかをしっかり検討した上で出稿することが大切です。
また、広告を出して終わりではなく、掲出後の効果検証・改善を行うことも広告で成果を上げるためには重要です。
電車サイネージ広告を始めとする交通広告は、Web広告などに比べて効果測定がしづらいとされてきましたが、近年、交通広告の広告効果測定を可能にしようと、業界各社がさまざまな取り組みを行っています。当社でも、OOH の効果を可視化できる独自の計測ソリューションを開発し、「効果が見えるOOH」というサービスを提供しています。
このサービスでは、効果測定の指標として「インプレッション数(Viewable imp)」を用いて計測します。具体的に計測できる数値は次のとおりです。
・OOH 広告を実施していた期間中、どのくらいの人が広告接触したのか
・どのような性年代のユーザーが広告に接触したのか
・広告出稿期間中、曜日によって広告接触の人数に変化はあったのか
・過去に OOH 広告を実施した時と比べて、広告接触者がどのくらい増減したのか etc.
※効果測定の方法についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの資料をご覧ください。
こういったソリューションを活用することも、広告で成果を上げるために有効な手段です。「効果の見えるOOH」は当社に交通広告の出稿を依頼いただければ、無料で利用いただくことが可能ですので、OOH広告の出稿を検討中の方、当サービスご興味お持ち方は、ぜひ一度当社にお問い合わせください。
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※記載した金額はジェイアール東日本企画「MEDIA GUIDE ONLINE」より抜粋。料金はすべて税別です。
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