こんにちはジェイアール東日本企画「キクコト」編集部です。
広告・マーケティングに“効く”コラム、今回のテーマは「交通広告の成功事例、目的別の活用法10選」です。
一口に交通広告といっても、達成したい目的によって使い方はさまざまです。当コラムでは、「交通広告の媒体特性を理解した上で、上手に活用している成功事例」を目的別にまとめました。
このような方におすすめ
・交通広告を使った話題の広告キャンペーン事例を知りたい
・交通広告の基本的な媒体特徴について、知っておきたい
・交通広告・OOHメディアを使った広告キャンペーンをやりたい
読者諸賢の、次の広告施策の参考になれば幸いです。
交通広告のリーチ・認知獲得型成功事例
都市部においては鉄道利用率が高く、交通広告は(ターゲットによっては)マスメディアに匹敵するパワーを持つという媒体特性があります。
■アフターコロナにおいて、若年層は高い鉄道利用率を維持、M3・F3が急回復
性年代別で鉄道利用率をみると、若年層(teen(男女15ー19歳)・M1(男性20ー34歳)・F1(女性20ー34歳))を中心に、コロナ禍前の高い水準に回復。一方、M3(男性50ー69歳)・F3(女性50-69歳)に関しては、これまで利用率の回復が他の層よりも鈍かったものの、2023年は大きく上昇。鉄道の主要利用層は横ばいとなっているため、M3・F3の鉄道利用率上昇は、全体値の底上げにつながっています。
当コラムをお読みの方も経験があると思いますが、交通広告は自主視認性の高いメディアで、電車や駅などの移動空間において、自然と広告が目に入ります。
■駅の階段やコンコースのデジタルサイネージなどで、自然と目に飛び込んでくる広告事例
■実施事例
メットライフ生命、50周年の屋外広告などを展開
メットライフ生命保険株式会社は、日本での営業開始から50周年を記念して、新宿、品川、大阪梅田各駅構内での交通広告や、都内でのラッピングバス走行、YouTubeなどのインターネット広告を実施。3色のブランドカラーとキーメッセージである「世界とずっと。メットライフ。」だけのシンプルなクリエイティブが印象に残る、ブランド認知拡大キャンペーンでした。
引用 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000417.000005541.html
交通広告の話題拡散型成功事例
ユニークでインパクトのある交通広告は、SNS上などで共有され、拡散され、二次接触者を増やします。
気になる交通広告やOOH広告をスマホで撮影しSNSで共有する生活者がここ3年間で2倍増という調査データもあります。(当社調査の下記グラフ参照)
■掲出事例
ネットフリックス「サンクチュアリ」告知(JR両国駅)
■掲出事例
鴨川シーワールド 3Dデジタルサイネージ広告
交通広告のフリークエンシー(反復)成功事例
首都圏では、平日毎日電車に乗って通勤・通学する定期利用者が多く、交通広告に対して反復的に接触可能であり、習慣化しやすいメディアです。首都圏生活者の41.8%が定期券を保有しており、特に高校生以上の学生の7~8割、男性勤め人・未婚女性勤め人の6割前後と極めて高い保有率を示しています。
出典:ジェイアール東日本企画「jeki移動者調査2019 首都圏版」
通勤・通学時、駅に着き電車に乗る移動パターンの中で、週10回以上接触する自動改札周りの交通広告は、特に反復効果が高いメディアと言えます。また通勤時、毎日往復する通路のサイネージ広告も、繰り返し刷り込み効果が期待できるメディアです。(例:品川駅自由通路)
■掲出事例
SMBC信託銀行「グローバルパス」のデジタルサイネージ連続広告(品川駅)
■掲出事例
「アンドーン」リリース告知(渋谷駅大型ポスターボード)
交通広告のターゲティング型成功事例
交通広告・OOH広告は、ターゲットをセグメントしやすいメディアです。駅や路線によって利用者の属性が明確であり、広告の目的やターゲットに合わせて掲出場所を選定することができます。
例えばJR恵比寿駅とJR秋葉原駅では、下記のように利用男女比・年齢構成比、また興味関心も大きく異なります。
■実施事例
株式会社 Yostar ゲームユーザーが集まる秋葉原駅での「公式ショップ」オープン告知
スマートフォン向けゲームなどを手掛ける株式会社Yostarは、JR秋葉原駅構内にオープンした「Yostar OFFICIAL SHOP JR秋葉原駅店」の認知促進施策を実施。秋葉原駅内に新しく作られた駅型ショールーミングスペース「AKIBA“CAP”」の第一号施策となった同店は、大型サイネージのコンテンツ放映と、商品・サービス・XRなどを体験・購入できるリアルなスペースが連動した、これまでにない体験型商業施設となっています。
引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000308.000041458.html
■「忘却バッテリー」
アニメ放送告知ポスター
春の選抜高校野球大会の開催に合わせて、人気高校野球アニメの放送告知広告を阪神電車の沿線駅にピンポイント掲出。
アニメファンのみならず、高校野球ファンならイヤでも目に止まります。
交通広告の接点創出型成功事例
交通広告は、広告展開に柔軟性がある媒体であり、1WAYでないユーザー参加型の広告コミュニケーションが可能です。
■実施事例
三和酒類株式会社 JR両国駅で「いい茶こ 桜ステーション」を開催
三和酒類株式会社は、「いいちこ」をお茶で割って飲むプロモーションとして、「いい茶こ 桜ステーション」をJR両国駅3番線ホームで期間限定開催。会場では、いいちこカップ(25%)200mlを来場者1名につき1本渡され、お茶割として4種類のティーバッグから2種を選び、2杯のいい茶この飲み比べを楽しむことができるというものでした。※いいちこオリジナルマドラーもプレゼント(入場料1000円)
引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000088253.html
■実施事例
エスエス製薬 駅貼りピールオフ型ポスター広告「お守りEVE」
エスエス製薬は、新生活に向け新しい一歩を踏み出すすべての人に向け、お守り型のミニポーチがもらえるピールオフ広告(剝がして持ち帰ることができる)を、東京メトロ丸ノ内線新宿駅メトロプロムナードに掲出。全長約12メートルの巨大な広告には「どんな時も、力を出しきれますように。」のメッセージと、実際に募集して集まった応援メッセージの数々を楽しめる仕掛けとなっています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000097089.html
以上、交通広告・OOHメディアの強みを上手に使った広告事例を目的別にご紹介しました。どの事例にも共通して言えるのは、広告を出して何を達成しようとしているのかというゴールが明確で、そこから逆算して、媒体計画や広告クリエイティブを考えている点です。
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交通広告は出して終わりではない。効果測定~改善も忘れずに!
当社ジェイアール東日本企画が提供する交通広告・OOHメディアは、位置情報や人流データなどを使って、リーチ数(延べ接触者数)をインプレッション(imp)で数値化しレポーティングしています(一部計測不可の媒体もあります)。
Web広告などを併用したクロスメディア展開も、同一指標で評価し改善につなげることが可能です。
交通広告・OOHメディアに限らず、広告は出して終わりではありません。きちんと数値で評価し、次の広告施策に活かしましょう。
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